闇の進化
私達人類の３６０万年に及ぶ歴史は、地球という万物共存共栄の自然循環型社会の中に、人中心の消費型社会を作ってきたのです。言語を所有し思考を重ねその時代の人類意識に応じた社会を創ってきました。他生物の「生」のあり方と何が違うのかというと、「考える」ことができるところです。他生物は自然の計らいのままに、その「生」を生きていますが人類は「コトバ」を与えられ、考えることができるのでいろんなことや、物を作ることができます。だから自然環境の中で人が住みやすいような社会を創ることができました。
思考が言語の範囲なので、言語の意實を人が作ってきた意實….人＋為→「偽」、で使ってきたのです。思考が偽りなので偽りによって生み出される社会は当然、不合理ばかりの世界になってしまいます。
今正に世界経済は崩壊寸前のところまで来ました。又自然環境に多大な負荷をかけ大気、水、土、あらゆるものを汚染してきました。偽りの思考のもたらしてきた結果です。偽りの思考は心の闇を拡大させ、親子関係、夫婦関係、兄弟関係、親戚関係、知人関係、地域関係、民族関係、国と国の関係、様々な人と人の関係性に大きな不信感を生んできました。
闇の拡大を食い止めるべく、3月11日14時46分東日本巨大地震が発生しました。大震災の凄惨さは鮮明なデジタル画像によって、世界中に放映されました。特に日本では今多くの方々が、親子の絆、家族の絆、人と人との絆の大切さを痛感しました。
自然が人の意識に鉄槌を加えたのです。心の闇を明らかにし、一人一人が再生ヘの道を切り開くチャンスを頂いたのです。
心の闇は他生物には存在しません。何故なら与えられた生命本能のままに生活しているからです。アメーバーはアメーバーに与えられた命の度合いのまま生きているのです。ところが人は言葉を頂き思考することができる、理性物となったのです。
心の闇を生んだのは言語なのです。言語の意實を人が作ってきた意實…偽りで使っていたからです。闇という文字の中に音が入っています。その音の本質を教えられたのが、小田野早秧先生だったのです。門の中に「音」が入っています。どんな音なのでしょうか？何故門の中に音が入ると闇になるのでしょうか？今回のテーマ「闇の進化」とは一体どのような事なのでしょうか？
闇は矢實
天の能らきの「實」が言語の範囲では、人が作った意實…偽りなので闇になってしまうのです。
闇→門＋音
字分けによって天鏡図の表意文字を何度も問い続けていると、言語の意實…人が作ってきた意實から宇宙天念の意實が響いてくることを実感できるようになるのです。天鏡図の表意文字は音本来の意實なので、概念の意實が天念の意實に讀変わるのです。文字によって天念の意實が磁化されるのです。
