混沌の必然

 

混沌の必然…宇宙の進化プロセス

 世界中で大洪水、大干ばつ、アマゾンやオーストラリアの大火災、火山の噴火、地震が頻発しています。異常気象を引き起こしているのは温室効果です。私達人類が生活するのに出しているたくさんの二酸化炭素が原因です。二酸化炭素の排出量は下記のグラフによると、1750年代アメリカの独立宣言が1776年、日本は江戸時代中盤、この頃の排出量はグラフに示せないほどですが、産業革命を経て、第2次世界大戦1930〜40年代位から急激に上昇し始めます。

現在は上記のグラフで2015年の各国のCO₂の排出量は中国、アメリカ、インド、ロシア、日本、ドイツ等330億トンにも上ります。

私達人類が誕生して以来、人類は様々な道具や火(エネルギー)を使うことで進化してきました。

人類が火を使い出したのは50万年前のことだそうです。その後1万年程前から農耕や牧畜を始め牛馬の力を耕作用動力源として使っていたそうです。風力や水力など自然エネルギーも様々な分野で活用するようになったそうです。

16世紀になるとそれまで暖房用にのみ使われていた石炭(化石燃料)が動力源としても利用するようになり、ワットが1765年に蒸気機関を発明し工場での動力源ほか蒸気機関、蒸気船など様々な分野に応用されるようになり、この発明により生産力は大幅に向上し石炭の消費量も飛躍的に増大することになったそうです。石炭が豊富だったイギリスを中心に産業革命が起こり、文明も一気に発展することになりました。

1859年アメリカで新しい石油採掘方法が開発され、石油の大量生産が可能になるとその利用法も急速に発展した。更には1950年代中東やアフリカに相次いで大油田が発見され、エネルギーの主役は石炭から石油へと移行した。大量に安く供給された石油は様々な交通機関、暖房用、火力発電などの燃料としてまた石油化学製品の原料としてその消費量は飛躍的に伸びました。

上記のグラフにあるように産業革命以降CO₂の排出量はとんでもない量に達するのです。以下ネットからの情報です。

大量のCO₂の蓄積によってこの二酸化炭素の国別排出量や、国民一人当たりの排出量は、国や地域によって大きく異なります。2016年の一年間に、世界約190カ国から排出された二酸化炭素の総量は、およそ323億トン(二酸化炭素換算)ですが、そのうち、70%近くは、日本を含めたほんの十数カ国からの排出が占めていました。
また、一人当たりの二酸化炭素排出量を比較すると、先進国の排出量が、途上国の3倍以上に相当していることがわかります。世界の二酸化炭素の排出量が増えている原因は、これらの一部の国に住む人たちが、電気や石油をたくさん使う生活をしているためです。
 さらに温暖化の深刻な被害をすでに受けている人々の多くは、温暖化にほとんど責任のない、貧しい途上国にすむ人たちです。温暖化は環境問題であると同時に、貧困や格差の問題でもあると云うことができるでしょう。

1970年から2010年までの40年間に、世界で排出された温室効果ガスの総量は、実に

80%近くも増加。特に、二酸化炭素の排出量は、同じ40年間に、倍近くもの伸びを見せています。

特に増えたのは、エネルギー供給部門からの排出で、150%以上も増加しました。さらに、運輸部門が約150%、産業部門も約60%増え、現在も伸び続けています。90%あまりも増加した世界の人口と、経済活動の拡大にともなう所得の増加が、こうした温室効果ガス増加の背景にあるとみられています。
森林破壊や農業由来の排出量も小さくありません。森林の伐採や火災、農地を造成するための土地改変等による二酸化炭素の排出くわえて、農業での施肥が元で排出される温室効果ガスは、実に全排出量の1/4になります。
森林が破壊されると、二酸化炭素の吸収源が失われるため、さらに温暖化を加速させてしまうおそれがあります。
 現在、 森林や海洋といった地球上の自然が、1年間に吸収してくれる二酸化炭素の量は、約半分の180億トンほど(二酸化炭素換算)と見積もられていますが、一方で、世界中の国々が排出している排出量は約340億トン。自然が吸収できる許容量を、はるかに超えています(※2)。
 このため、地球の大気中に残る二酸化炭素の量は、毎年あたり、160億トンにのぼり、温暖化を進めてしまっているとみられています。
 この排出と吸収のバランスをとることは、地球の未来を考える上で、避けることの出来ない課題といえるでしょう。

排出した二酸化炭素が、地球の環境の中で自然に循環できるレベルに抑えられるように、炭素の排出を削減してゆかなければ、温暖化は止めることができないのです。

さて上記のように温室効果について見てきましたが、この問題を解決するにはCO₂の排出量を減らさなければなりません。そのために私達が行うべきことは生活スタイルを変える必要があります。今までの生活スタイルは消費型で、スーパーで買い物をすると沢山のゴミが出ます。野菜を包んでいる包装紙やお肉、お魚を置いてあるトレー、またペットボトルやお菓子の袋等様々なゴミが出ます。段ボールやティッシュボックス等は全てリサイクルに出し、両親は生ゴミを畑の肥料にしています。衣類は教会に寄付し、他は地域の公民館の再利用を利用しています。

これから私がやるべきゴミ問題は二つあります。一つは生活ゴミを極力少なくすること、もう一つはこのような消費型生活スタイルを作り出した意識を変える必要があります。

このような消費型生活スタイルを大自然循環型地球環境の中に作ってしまい、今日のような異常気象や、世界中で頻繁に起こる火山の噴火や地震、森林火災、大洪水、大旱魃、様々な多くの慢性疾患、病気、新たなウィルスによるパンデミック、家族の崩壊、学校教育の荒廃、人間関係の不信やいじめによる子供の自殺、会社におけるパワハラ、セクハラ、様々な差別行為。このような多くの問題が山住みしています。

今ある世界の全ての問題は何が原因で起こっているのでしょうか?

歴史を振り返って見てもいつのどの時代も争い、戦いの歴史です。なぜ争い、戦うのでしょうか?それは私達人類の生き方、考え方に大きな原因があるのではないでしょうか?

このような状況になって初めて多くの方がこのままでは良くないと考えられるようになったのではないでしょうか?

現代社会はまさに混沌としていますが、これは当然の結果ではないでしょうか?

私たち人類が創り出した世界は私たち人類中心の社会ですから、私たちの意識、思考の本質を根本から変えないことには万物共存共栄報恩大循環型社会はやって来ません。

まず人と戦う前に自分自身と戦っている、その戦いを止める必要があります。その方法を数百万年もの長い間模索して来ましたが、特に有史以来宗教という形で自我を改めることをアプローチして来ました。しかし多くの宗教間でも争いがあります。

私達人類の考え方、生き方が変わらない限り今の環境破壊や世界状況を消費型から循環型へ変えることはできません。

私たちの生き方、考え方、意識は言語でできていますが、意識が言語でできていることを私は全く知りませんでした。ましてやその言語だということも知りませんでした。思考によって全てを生み出してきたのに、その思考の本質が言語であることを理解していなかったのです。言語によって普通に考えることを疑問視したことがありませんでした。

私達が今日まで蓄積してきた様々な知識や考え方ものの見方は、実は概念という人が作ってきた意実なのです。

私達人類はコトバを使って思考し、様々な物や事を作ってきました。思考がコトバによってできていることも知らずにです。人が作ってきた意実は文字どおり「人+為=偽り」です。だから今の地球の状態は正にその反映です。概念思考による経済中心の社会システムはいよいよその限界を迎えようとしています。概念思考によって生み出されるのは対立的感情打算的勘定です。どのようにすればこの両者を転換できるのでしょうか?方法があります。

 概念の感情から、自分の情を客観的に観る「観情」を養う必要があります。そして最大の転換の方法は概念天念化する方法です。詳しくは「光透波基礎講座」を受講ください。

 

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